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PSO2SS~誰も知らない物語⑥~

  • 執筆者の写真: アルティア
    アルティア
  • 2019年3月11日
  • 読了時間: 5分

どうも、1000年に1人の美少女リアラです(真顔)

ところでですが皆さんも経験があると思うのですが普段は順調なのに何か問題が起こった時に限って別の問題が重なってくることってありますよね?あるはず!ないとおかしい!! 昔の人も泣きっ面に蜂といった言葉を残すくらいに普遍的なこの事象・・・

ホントに困ったものです。


そして今私リアラはそんな事象に現在進行形で襲われています。リアラ絶体絶命です。

何が起きてるかって?惑星ナベリウスのウーダンに襲われています!

え?意味が分からない?仕方ありませんね、こうなった経緯を1から説明しましょう。リアラ以外と余裕?


新人アークスである私リアラは強くなるために指導者となる人を探していました。

すると受付のお姉さんが新人だけど成績のいいシアさんと組んで指導してもらうようにと脅され・・・アドバイスをもらいました。

ここだけ見たら歳の近い新人アークス同士で協力してクエストをこなしていけるようにという配慮が感じられます。


しかし問題はこのシアという少女、声が出ません。

この時点でいくら成績がいいと言っても初心者である私には荷が重いでしょう。

百歩譲ってそれはいいとしましょう。リアラ寛大です。

ですがこのシアという少女、少~~~~し頭が足りない感じなのです。借金返済の為とは言え生活費を残さず餓死しそうなくらいに。(詳しくは④を見てね、リアラからのお願いだぞ☆)


まぁ嫌な予感しかしませんが受付のお姉さんの命令・・・アドバイスなら従わない訳にはいきません。

多少問題はあっても優秀な新人アークスなのですからなんとかなるでしょう。

そうして私はシアとパーティを組み、惑星ナベリウスまでやってきました。

今回の目的は生態を守るために増えすぎたウーダンという獣を5匹討伐するのが目的です。


そして早速目的のウーダンを発見しました。

そしてここが地獄の入り口でした・・・。

私はシアを見て指示を待ちます。

するとシアは流れるような動作でアサルトライフルを構えました。これは心強いです。

「なるほど、先ずはそのライフルでお手本を見せてくれるのですね?」

しかしシアは首を横に振ります。

「?」

意味の分からない私にシアはそのライフルを渡してきました。

「撃ってみろってことですか?」

するとシアは頷きます。なるほど、たしかに現状の私がどこまで出来るのか分からなければ指導もできませんね。しかも遠距離から安全に攻撃できるライフルで私が怪我をしないようにという配慮なのでしょう。

ちゃんと考えてくれているのですね、私はシアの評価を改めました。リアラ反省です。



渡されたライフルを構えウーダンに狙いを定めます。

そして引き金を引きました。

カチッ・・・カチッ、カチッ・・・

おかしいですね、弾が出ません。私はシアを見ます。

するとシアはお財布を出して口を開け、ひっくり返します。

しかし財布からは何も出てきません。

そして私からライフルを受け取り弾倉を外して私に見せます。

しかしそこには弾は入っていません。そりゃ撃てないですよね。

・・・空の財布に空の弾倉、そこから導き出される答えは・・・


「弾を買うお金がなかったんですね・・・」

コクリ

「それを知らせる為に私に撃たせたと」

コクリ

「つまりシアには攻撃手段がないと」

コクリ


・・・この子本当に優秀なのでしょうか

会って数時間ですがこの子がほんとに天然だということが理解できました・・・。

「・・・ではどうしますか?受付のお姉さんには怒られるでしょうがこのまま帰りますか?」

そう問いかけるとシアは少し考えて首を横に振ります

「じゃあどうするんです?」

シアの指が私のカタナを指さし、そして私を指さしウーダンを指さします。

「つまりこの刀で私がウーダンを倒せと?」

コクリ

「言っておきますが私はこの刀を1度も使ったことないですよ?そして自慢じゃないですが私すごくか弱いですよ?」

・・・

シアさんが固まりました。この子ホントに大丈夫・・・?

「・・・はぁ・・・仕方ありません。私も受付のお姉さんには怒られたくありませんので一応はやってみます・・・」

おかしいですね、なぜ指導を受ける側の私が指導する側のしりぬぐいをしているのか・・・リアラ不憫です。



何はともあれ動かない事には始まりません。

覚悟を決めて挑みましょう。そうして私はウーダンに斬りかかりました。


バキン・・・



「・・・」

あ・・・ありのまま今起こったことを話します。

私はウーダンに斬りかかったと思ったらいつの間にか刀が折れていたんです。

何を言ってるか分からないかもしれませんが私も何をされたのか分かりません・・・

頭がどうにかなりそうでした・・・催眠術とか超スピードだとかそんなすごいものじゃ断じてありません・・・

もっとショボいものの片鱗を味わいました・・・




想像してみてください

カッターナイフってありますよね?あれで車のタイヤを力いっぱい切りつけたとします。

刃の角度が悪かった一瞬で折れちゃいますよね?つまりそうゆうことです。

そしてさらに想像してください

あなたは家でくつろいでたら指の関節を蚊に刺されています。あなたはその蚊を排除しますよね?つまりそうゆうことです。



何が言いたいかと言うと私達に武器はありません、そして相手は怒ってます。

もちろん素手で挑んだら返り討ちですし話が通じる相手でもありません。

結論から言うと逃げるしか選択肢がありません。

ですが場所は森の中で相手のホームです。舗装された道ばかり歩いてきた私が逃げ切れる可能性ってあると思います?


リアラもうダメかもです・・・。




とぅ   びぃ   こんてにゅー?

 
 
 

1 Comment


森野 鈴音
森野 鈴音
Mar 14, 2019

リアラちゃんの運命やいかに・・(((( ;゚Д゚))))

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